exhibition
安西大樹
長谷川誠
柿崎真子
松山隼
尾崎森平
ちばさなえ
樋口佳絵
辛遊理
森田梢
大槌秀樹
出町隼人
本田恵美
小林志保子
ナガバサヨ
柴田有理
越後しの
本田健
工藤陽之
根本裕子
髙橋克圭
福田紗也佳
石川春香
増子博子
大柳暁

根本裕子
NEMOTO Yuuko

瞑想の森より(LitteleBoy)

(イムヌス王の隊列は進む)より

瞑想の森より(山の主)

BUTTA KATURA

石を投げる人
私の作品は、
陶土を使用し手びねり(紐状にした粘土を一段ごとに積み上げ形作る方法)によって制作されています。

現在は、お供え物などの神々に関わる道具や、トロフィーなどの見えない力を持つとされるものに興味があります。
そして、それらに取って代わるような偽物の立体物を陶土で制作しています。

福島の原発事故によって存在する放射線もそうですが、目に見えないものを認識すると言う事はとても難しいのです。
それと同時に、意識の中では簡単に怖くなったり人の精神に直結したりもします。

人間が目を使って何かを見る時、その映像は 常に脳によってエフェクトをかけられたビジョンを認識するそうです。
興味深い話です。何が本当なのかなんて、誰も決める事が出来ません。

また、私の祖母は認知症です。常識では考えられない事が多く起ります。
祖母は、コンビニなどで売っているお弁当のパック(薄いプラスティック製)を大事そうに扱い 持ち歩いています。
父が言うには精神安定上とても大事なものなのだと言います。
私は、誰かの(もしくは私の)精神に直結する偽物(お守り)を造りたいと思います。
プロフィール
1984年に生まれ、熱心な宗教を持つ家庭で育つ。吹奏楽を通じて音楽に没頭する10代を過ごす。
東北芸術工科大学で陶芸を専攻する。和太守卑良氏に師事し、影響を受け造形物を学ぶ。
中間のあやふやな存在「魂、使者、未確認生物、太古の生き物」をテーマにした作品「イムヌス」シリーズを発表する。
その後、山形市内にあり 建築家を目指すものや若手作家が共同生活する「ミサワクラス」で展示や地域活性化プロジェクト等を行う。作品「堕落のかみさま」や「私のトロフィー」などの「神様」シリーズをミサワクラスのwebギャラリ−「三角コーナー」で発表する。
現在は、福島県の須賀川市に窯を設け制作を続けている。
主な活動
2009年 イムヌス<王の隊列はすすみ>(東北芸術工科大学修了展 東北芸術工科大学/山形、上野)
—陶 幻想のいきもの— 個展(LIXILギャラリー『旧 INAXギャラリ-』/東京・銀座)
2010年 I'm here.APT-アートの住処-(三共ビル/山形)
NIPPON ART NEXT(東京藝術学舎/東京)
2011年 イムヌスの部屋 個展(山形まなび館/山形・山形)
ART OSAKA 2011(ホテルグランヴィア大阪 26階6216室/大阪・梅田)
Three Sweet Melancholic... 神韻縹渺 いのとみか・大原舞・根本裕子3人展(TOKYO OUT of PLACE/東京)
2012年 ミサワクラスOPEN HOUSE2012 <私たちは語る言葉を持たない>(ミサワクラス/山形)
トウホクノチカラ展(西武渋谷店/東京)
2013年 サワクラスOPEN HOUSE2013 <私たちは語る言葉を持たない>(ミサワクラス/山形)
エレミアの話 個展(CASAICO/青森・弘前)
2014年 大槻智子・根本裕子陶磁器展(musee MAENAKA/宮城・遠苅田)