Cygで展覧会開催につながったアーティスト
そんなCygはABTTを新しいアーティストとの出会いの場と考えています。過去にもイベントへの出品が、アーティスト本人の展覧会開催につながったアーティストもいるのです。
1
小野ハナ「風も撓みも停まらぬ。」
〈ABTT2016 同時開催 4/29-5.31〉
◉ART BOOK TERMINAL 2015 出品
「制作記録 such a good place to die」小野ハナ(銀杏に雨)
2016年のABTTと同時開催の展覧会アーティストの小野ハナさんも、過去のイベントの出品者。
アニメーション作家の小野ハナさんは、短編アニメーション作品「such a good place to die」の制作記録をブログサービスのnoteにて展開しました。
その後、新たなテキストやページを加え本の形にまとめています。
制作過程をボリュームたっぷりに本としてまとめあげる行為は、作家の力を魅せるプレゼンテーションであると再認識しました。
2
森田梢「Sup Rain」
〈2013年9月開催〉
◉ZINE STOP tohoku 出品
「empty omeme」森田梢・長澤明子
福島在住のペインター森田梢さんがアートワークを担当し、長澤明子さんが3月11日の体験と亡き祖父の思いを綴った作品。
通常の挿絵のように「テキストに寄り添う」のではなく、「遠くからテキストをじっと眺めている」ようなドローイングの数々。テキストと挿絵が絶妙な関係性で頁を構成している不思議な作品です。
ZINEというスタイルを表現活動にごく自然に取り入れた制作活動をしている森田さん。現在も定期的に本の形の作品を制作しています。
Cygでは2回展覧会を開催しました。
3
工藤陽之「八月のくしゃみ」
〈2013年8月開催〉
◉ZINE STOP tohoku 出品
「WE ARE INVADERS」「DRAWINGDRAWING」工藤陽之
ABTTのメインビジュアルを担当していただいたことのある弘前のイラストレーター工藤陽之さん。
出品してくれた2冊。紙好き、イラスト好き、雑貨好きの人の心をつかむ力がみなぎっていました。
コントロールし過ぎないスピード感のある線を見たCygスタッフはもう工藤さんに会いたくて仕方がなくなっていました。
Cygスタッフで会議をしたのち連絡をとって展覧会をして欲しいと伝えました。