Cyg art gallery | 東北の作家に焦点を当てた企画展ギャラリー

東北の作家に焦点を当てた企画ギャラリー&ショップ

父の家 My Father’s House

千葉奈穂子

父の家 My Father’s House

2022.4.27−5.15

概要


写真家・千葉奈穂子の個展を開催します。
千葉はこれまで主に東北の各地で暮らす人々と交流しながら現在の生活の様相を写真やエッセイで発表してきました。
サイアノタイプや銀塩写真などの写真技法でプリントされた農村の風景、古ぼけた石碑、使い古された家具や日用品は、千葉が訪れた場所や出会った人々との個人的な経験に根差していながら、誰もが持つ記憶や思い出に触れるような普遍的な魅力に富んでいます。
今回は千葉の原点ともいえる、岩手県花巻市東和町の自身の先祖が代々耕してきた土地に建つ家などを題材とする「父の家 My Father's House」シリーズの新作を発表します。
是非お越しください。

展覧会に寄せて・千葉 奈穂子の言葉


父の家 My Father's House

私は、岩手の過疎地にある父の実家とその集落を、生涯の大切な被写体として長年撮影している写真作品 『父の家 My Father's House』 に取り組み、農村地域の文化と近代化の影響で変わりゆく暮らしを、写真とエッセイで表現しています。
この展覧会 『父の家 My Father's House』 では、父の家のある集落でこれまで20年以上撮り続けている写真の中から、新しいプリント群を展示します。様々な時代の痕跡や、土地と人との関わり、家族や集落の方々から伺った自然環境の変化から見えてくる洞察を、心に刻みながら描いている作品です。

千葉奈穂子

父の家 My Father’s House

会場

Cyg art gallery
(〒020-0024 岩手県盛岡市菜園1-8-15 パルクアベニュー・カワトク cube-Ⅱ B1F)

日時

2022年4月27日(水)ー5月15日(日)
10:00–18:30/会期中無休

入場料

無料

イベント

<ギャラリートーク> 

千葉奈穂子が「父の家 My Father’s House」制作の経緯、写真を始めたきっかけ、過去作品や展示中の新作などについてお話しします。

日時① 4/29(金・祝)② 5/5(木・祝) ③ 5/14(土)
各回 14:00〜 1時間程度
 終了しました
定員先着15名(予約不要/参加無料)
注意事項混雑状況により入場制限を行う場合があります。
ご来場のお客様には感染者の発生が判明した場合のお知らせのため、受付時にご連絡先を伺っています。
ご了承ください。

ギャラリートークの記録はCyg art galleryの note とYoutubeチャンネルでご覧いただけます。

・ note Cyg art gallery

・ Youtube Cyg art gallery 

作家プロフィール

千葉奈穂子(ちば なおこ)

 写真家。岩手県生まれ、山形県酒田市在住。サイアノタイプ写真などの手法を用いて、岩手の過疎地にある父の実家とその集落を生涯の被写体として長年撮影している写真作品《父の家 My Father’s House》に取り組みながら、東北地方や震災後の福島、フィンランドを取材し、農村地域の文化と近代化の影響で変わりゆく暮らしを写真とエッセイで綴っている。また、各地の美術館などで写真ワークショップ講師として写真技術の普及にも努めている。

 主な個展に、2021年「紡ぎの抄」(ギャラリー・オフグリッド、福島)、2019年「父の家/Northern Lights」(萬鉄五郎記念美術館八丁土蔵ギャラリー、岩手)、2018年「Northern Lights」(Gallery Kopio、フィンランド)、2013年「N.E.blood 21千葉奈穂子展」(リアス・アーク美術館、宮城)、2011年「太陽がいっぱい!千葉奈穂子写真展」(鶴岡アートフォーラム、山形)。

 主なグループ展に、2019年「Spirit of North」(ロヴァニエミ美術館、フィンランド)、2018年「千葉奈穂子×アンティ・ユロネン写真展」(ノーザン・フォトグラフィック・センター、フィンランド)、2017年 「アートで伝える考える福島の今、未来展」(福島県立博物館)、2016年「場所と記憶 永岡大輔×千葉奈穂子」(山形美術館)、「普遍的な風景」(国際芸術センター青森)、「2016年のIMA」(岩手県立美術館)、2011年「Éclats de Photographie」(Musée Adrien Mentienne、フランス)、2007年「MOTアニュアル2007」(東京都現代美術館)など。

 作品は、Musée Adrien Mentienne(フランス)、Musée Gatien-Bonnet(フランス)、岩手県立美術館等に収蔵されている。

Naoko CHIBA

 Photographer. Born in Iwate Prefecture, CHIBA Naoko is currently based in Sakata City, Yamagata Prefecture. For many years, Chiba has worked on My Father’s House, a photographic series and lifelong labor of love that documents her father’s former family home and the surrounding village in a depopulated area of Iwate using the cyanotype photographic printing process. 

 Her practice has been informed by her travels throughout Finland and Tohoku, including to post-2011 Fukushima, and through photographs and essays, she describes the cultures of agrarian areas and their changing ways of life in the face of modernization. 

 She also teaches photography techniques as a workshop lecturer at museums throughout the country.

 Her major solo exhibitions include Story Weaving (Gallery Off Grid, Fukushima, Japan), 2021; My Father’s House/Northern Lights (Hatcho-dozo Gallery of Yorozu Tetsugoro Museum, Iwate, Japan), 2019; Northern Lights (Gallery Kopio, Finland), 2018; N.E.blood 21 Vol.46 Chiba Naoko Solo Exhibition (Rias Ark Museum of Art, Miyagi, Japan), 2013; Full of Sun! Naoko Chiba Photo Exhibition (Tsuruoka Art Forum, Yamagata), 2011.

 Other major group exhibitions include Spirit of North (Rovaniemi Art Museum, Finland), 2019; Naoko Chiba & Antti Ylönen: Silent Stories of Land (Northern Photographic Centre, Finland), 2018; Using Art to Convey and to Think about Fukushima Today and the Future in FUKUSHIMA (Fukushima Prefectural Museum of Art), 2017; Memory and Place: Daisuke Nagaoka x Naoko Chiba (Yamagata Museum of Art), 2016; Ubiquitous Views (Aomori Contemporary Art Centre), 2016; IMA 2016 (Iwate Museum of Art), 2016; Éclats de Photographie (Musée Adrien Mentienne, France),  2011; MOT Annual 2007 (Museum of Contemporary Art Tokyo), 2007; among others.

 Her works are in the collections of Musée Adrien Mentienne (France), Musée Gatien-Bonnet (France), and the Iwate Prefectural Museum of Art, among others.

助成

公益財団法人 小笠原敏晶記念財団

過去作品画像

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