小田中耕一展
かたちたち
2023.9.30ー10.10
概要
岩手県盛岡市のCyg art gallery(シグアートギャラリー)では、このたび岩手県出身・在住の「型染業」・小田中耕一(おだなか・こういち)による個展「小田中耕一展 かたちたち」を開催します。
小田中は「型絵染」の重要無形文化財保持者である芹沢銈介に師事したのち染工房の3代目を継ぎました。現在では地域の染物はもちろん全国から寄せられる依頼に応え、型染めを活かした風呂敷や手拭い、商品パッケージやロゴのデザイン、挿絵や装丁なども手掛けており、その中には光原社の「くるみクッキー」のように地域で親しまれている作品も多くあります。さらには毎年春の公募展(新国立美術館)において創作型染を発表するなど幅広い活動を展開してきました。
今回の展示は「かたちたち」と題し、小田中がこだわりと愛情を持って制作してきたこれまでの作品を展示します(一部受注販売いたします)。また型染めに馴染みがない方へ向け、作業工程を解説するコーナーを設け、併せて実際に使用されている貴重な型染めの道具を公開します。「型染業」としてとしてますます成熟へ向かっていく小田中の作品をぜひご高覧ください。
展覧会に寄せて・小田中耕一の言葉
生まれた「かたちたち」
手放したくないと思う
時が有ります。
「売れるようなものは作るな」
と話された師の言葉、
漸く解りかけて来ました。
小田中耕一展
かたちたち
会場
Cyg art gallery
(〒020-0024 岩手県盛岡市菜園1-8-15 パルクアベニュー・カワトク cube-Ⅱ B1F)
日時
2023年9月30日(土)─10月10日(火)
10:00-18:00
定休日:水曜日・木曜日
在廊日
2023年9月30日(土)、10月6日(金)、7日(土)、8日(日)
※休憩などで不在の時間帯もございます。ご了承ください。
トーク
・9月30日(土)14時〜 ギャラリートーク
展示会場でお客さまへ向けて、小田中耕一が作品や型染の技法についてご説明します。
・10月8日(日)14時〜 対談 小田中耕一 × あまのさくや
あまのさくや
絵はんこ作家・エッセイスト・チェコ親善アンバサダー。2020年に初めて小田中耕一さんの工房を訪れたこともきっかけとなり、東京から紫波町へ移住。
著書に『32歳。いきなり介護がやってきた。』(佼成出版社)、『チェコに学ぶ「作る」の魔力』(かもがわ出版)、『はんこ作家の岩手生活(上)』(生活綴方出版部)。紫波町ZINEづくり部部長。
入場料
無料
作家プロフィール
小田中耕一|ODANAKA Koh-ichi
1950年 岩手県生まれ
1969年 盛岡工業高等学校工芸科卒業
芹沢染紙研究所入所
1972年 日本民藝館展初入選
1973年 国画会新人賞受賞
1978年 芹沢染紙研究所を退所し家業の染工房を継承、型染研究創作を始める。
2007年 盛岡光原社にて個展開催
2017年 もりおか啄木賢治青春館にて個展開催
現在、国画会工芸部会員
毎年春の公募展(国立新美術館)にて新作を発表
過去作品
Homespunポスター/株式会社 クラシカウンシル
fennica DM /BEAMS
くるみクッキー 型紙・パッケージ /光原社
ロゴ/waltz 豆と喫茶
マッチラベル/Bar源
- お客様へのお願い
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- 体調に変化を感じられている方はご来場をお控えいただくようお願いいたします。
- ご来場の際は、マスクの着用・手指の消毒または手洗いのご協力をお願いいたします。
- お客様同士の間隔が1m以上となるよう、距離を保ってご鑑賞いただくようお願いいたします。
- ギャラリー内における感染予防対策
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手指消毒液の設置、全スタッフのマスク着用 、店内の定期的な換気・消毒、入場制限(会場内の人数が一定数を超える場合)