出町隼人
幻型
2019.12.7〜12.22
概要
青森県出身、盛岡在住の美術家、出町隼人の展覧会を開催します。Cygでは5年ぶり2回目の展覧会です。今回はインスタレーションを中心とした展示を予定しています。Cygの空間の中で出町隼人の作品と向き合う時間をお楽しみ下さい。
展覧会に寄せて 出町隼人の言葉
オーストラリアのアボリジニ−が住む土地には、ジャンと呼ばれる聖地があり「そこが荒らされれば、破壊的な力が世界に広がる。」という伝承がある。ネイティブアメリカンのホピ族が住む土地にも同じような言い伝えがあり、これらの地域には、ウラン鉱床が眠っていてた。日本にも数少ないウラン鉱床が、鳥取県と岡山県の県境にある人形峠にあり、大きな蜘蛛が現れ人々を襲うと言う伝説があった。これらは単なる迷信だろうか。或いは、意味のある偶然の一致だろうか。
C.G.ユングは著書『元型論』の中で、集合的無意識と言う概念を説いた。それは、人類が一人一人の個性を超えて持っている「心の働き」を意味する。もう一歩踏み込んで言えば、元型とは、世界を知覚、把握する上で先天的に備わった無意識だとも言えるだろう。
高度なテクノロジーを享受していく中で、私たちの無意識はどのような変容を遂げ、どういう旅をしていくのか、注視したい。
出町隼人
幻型
日時
2019.12.7(土)-12.22(日)
11:00–19:00/水曜定休
会場
Cyg art gallery
入場
無料
作家プロフィール
出町隼人(でまち・はやと)
[略歴]
1978年 | 青森県生まれ。 |
[主な展覧会歴]
2004年 | 「METAMORFOSI NEL TEMPO」ART POINT BLACK(イタリア、フィレンツェ) |
2005年 | 「生成‐generation‐」ギャラリー ラヴィ(盛岡)、「into the sky」ギャラリー彩園子(盛岡) |
2006年 | 「磁気状況」ギャラリー彩園子(盛岡)、「いわての現代美術と出会う、夏。」石神の丘美術館(岩手町)「出町隼人−Etching works−」ギャラリー彩園子(盛岡) |
2008年 | 「出町隼人 EXHIBITION」ギャラリー彩園子(盛岡) |
2009年 | 「ウラジオストク・ビエンナーレ」ギャラリー アルテタージュ(ロシア、ウラジオストク)、「N2スタジオライブ18高橋大助・出町隼人二人展 辺境のサンタクロース」YELLOW PLANT GALLERY(雫石) |
2010年 | 「prints日本人の感性」旧石井県令邸(盛岡) |
2011年 | 「センダイモリオカアート」宮城県立美術館(仙台) |
2014年 | 「エクサントリシテ」Cyg art gallery(盛岡) |
2016年 | 「種種葉葉(しゅしゅようよう)」国際芸術センター青森(青森) |
2019年 | 「lightning and priest」SATO(平泉) |
- お客様へのお願い
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手指消毒液の設置、全スタッフのマスク着用 、店内の定期的な換気・消毒、入場制限(会場内の人数が一定数を超える場合)