Cyg art gallery | 東北の作家に焦点を当てた企画展ギャラリー

東北の作家に焦点を当てた企画ギャラリー&ショップ

豊かな感情

根本裕子

豊かな感情

2018.11.17〜12.16

概要


福島県在住の陶芸家・根本裕子のCygでは2回目となる展覧会を開催します。 根本は近年目に見えない物事や力に興味を持ち、紐状にした粘土を一段ごとに積み上げていく手びねりの技法を用いて陶土で具現化しています。今回の展覧会では、野良犬と分子記号のすがたを借り、人々が持つ「感情」に焦点を当てた作品群を発表します。作品と対峙した時、私たちが持つ感情の本質に触れることができるかもしれません。

展覧会に寄せて 作家の言葉


私の作品は、陶土を使用し、手びねり(紐状にした粘土を一段ごとに積み上げる方法)によって制作されています。

今回の展示会では野良犬と分子記号をモチーフにした作品を出品します。
野良犬は人々の中で生きているにも関わらず半分自立し、冒険し傷を負いながら様々な感情に触れていると想像します。それに加え、犬は人に近い生き物だと聞きます。
分子記号は、感情の実態となるホルモンを表しています。感情を具現化したそれは、私たちの不安や恐怖の実態をつきつけます。
これらは、人々の感情に焦点を当てた作品群となります。
恐怖や不安、そして喜びを形に置き換え向き合う事で本質にタッチできるかもしれません。

私(私たち)は、想像する事で見えない出来事に関心を持つ事ができるでしょうか?

根本裕子

豊かな感情

日時

2018.11.17(土)–12.16(日)
11:00–19:00/無休

会場

Cyg art gallery

入場

無料

作家プロフィール

根本裕子(ねもと・ゆうこ)

1984年生まれ。陶芸家。 東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科芸術文化専攻 陶芸領域修了。在学中より和太守卑良氏に影響を受ける。手びねりによって制作される作品の多くは動物の形を借りた架空の生き物で、時間の痕跡となるシミ、皺、たるみを粘土に刻み焼成している。その他、お守りと称した作品制作や「SANZOKU」名義でオブジェ的な食器を展開している。

[主な個展]

2017年「どこまでいっても物体」TOKIO OUT of PLACE(東京)
2017年「N.E blood 21 vol.63 根本裕子展」 リアス・アーク美術館(宮城)
2015年「バターと虎、象とカルマ」Cyg art gallery(岩手)
2009年「―陶 幻想のいきもの―根本裕子展」 INAX gallery(東京)
2009年「イムヌス<王の隊列はすすみ>」東北芸術工科大学(山形)

[主なグループ展]

2018年「帰ってきた MOLE GALLERY」GALVANIZE gallery(石巻のキマワリ荘1F)(宮城)
2014年「シグセレクト」Cyg art gallery(岩手)

Event

ワークショップ「根本裕子になりすます」

根本裕子とともに、「作家の思考」と「参加者の思考」を混ぜていくワークショップ。

日時2018.11.18(日)13:00-16:00(3時間程度)
会場proproom(Cygとなり)
定員10名/小学生以上対象
参加費2,000円(当日支払い)
ファシリテーター
那須賢輔
ワークショッププランナー、prop/proproom代表

なす・けんすけ◎兵庫県出身。「prop」代表・ワークショッププランナー。近畿地方から2010年頃盛岡に移住。2011年prop専用アトリエ「proproom」オープン。Cyg 立ち上げから2017年まで運営に携わり、現在アドバイザー。Cygで行う「作家になりすます」シリーズは数年ぶりの開催。
作家根本裕子
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