Cyg art gallery | 東北の作家に焦点を当てた企画展ギャラリー

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水の粒子

草彅裕

水の粒子

2020.3.14〜3.29

概要


秋田県の写真家、草彅裕の展覧会を開催します。生まれ育った秋田県内の自然や風土を、写真でしか捉えることのできない不可視の「瞬間と循環」を主題として撮影。肉眼で見えているのとは異なる自然の姿にはっとさせられます。

展覧会に寄せて・草彅裕の言葉


学校の帰り道、石を蹴りながら歩く。つま先に残る僅かな感覚、小さな音、転がる石の光景。幼いころの何気ない行為の記憶が、今もときおり鮮明に思い出されるのは何故だろうか。
現像液のゆらめきの中、浮かび上がる瞬間の像。深く湖底に沈む砂に淡い光を当てるように、不可視の光景を探る。故郷を巡る水、雪、砂の一粒。やがては大流へと転じる無数の粒子が銀塩に焼き付くとき、記憶の底にある自然の手触りが蘇る。

草彅裕

水の粒子

日時

2020.3.14(土)-3.29(日)
11:00–19:00/水曜定休
※3.14(土)はトークイベントのため、14:00〜15:00頃まで、イベント参加者のみのご入場となります。

会場

Cyg art gallery

入場

無料

作家プロフィール

草彅裕(くさなぎ・ゆう)
[略歴]
秋田県仙北市出身。
東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科修了。
現在、秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科助手。
[主な受賞歴]
2005年「APA公募展」文部科学大臣奨励賞
2007年「コニカミノルタ フォト・プレミオ」入賞
2010年「キヤノン 写真新世紀」佳作(蜷川実花選)
2019年「キヤノン SHINES」入選(梶川由紀選)
[主な個展]
2007年「arkhē~水と太陽~」コニカミノルタプラザ(東京)
2016年「SNOW」コニカミノルタプラザ(東京)
2018年「水と火」仙北市立角館樺細工伝承館(秋田)
2018年「ACID WATER -流転の水系-」キヤノンギャラリー(東京・大阪・愛知)
2019年「流転の水系」仙北市立角館町平福記念美術館 (秋田)
[主なグループ展]
2014年「ネイチャー・イン・トーキョー」KYOTOGRAPHIE 国際写真フェスティバル 有斐斎弘道館(京都)
2018年「夜と美術」秋田県立美術館(秋田)
2019年「The Narrative of the Shore」CASE Space Revolution(タイ・バンコク)
[出版]
2016年 写真集「SNOW」FOIL出版
[Website]
https://yu-kusanagi.com

Event

オープニングトーク※オープニングトークは感染症の影響を考慮し、イベントは中止といたしました。
トークイベントに代わり、草彅裕と奥山淳志の対談を録画収録し、公開しています。

日時2020.3.14(土)14:00−(1時間予定)
場所Cyg art gallery
参加費1,000円/要予約
登壇者作家:草彅裕
ゲスト:奥山淳志(写真家)
お申し込み電話・店頭・メールフォームにてご予約ください

奥山淳志×草彅裕 「もう少し」対談

2020.4.25草彅裕「水の粒子」特別企画の奥山淳志×草彅裕対談の後、喫茶cartaに場所を移して、ほっと一息。と思いましたが、写真家二人の話の熱は冷めません。その様子をもう少し。noteにて前編/後編でお届けします。

[前編]2020.4.25 公開
[後編]2020.4.27

感染症への対策対応について
お客様へのお願い
  1. 体調に変化を感じられている方はご来場をお控えいただくようお願いいたします。
  2. ご来場の際は、マスクの着用・手指の消毒または手洗いのご協力をお願いいたします。
  3. お客様同士の間隔が1m以上となるよう、距離を保ってご鑑賞いただくようお願いいたします。
ギャラリー内における感染予防対策

手指消毒液の設置、全スタッフのマスク着用 、店内の定期的な換気・消毒、入場制限(会場内の人数が一定数を超える場合)