長谷川誠
凍土
2017.10.21〜11.19
概要
秋田県生まれ盛岡市在住の美術家・長谷川誠の展覧会を開催します。県内外で精力的に発表を続ける長谷川は、表現方法を限定することなく、平面、立体、インスタレーションなど、新しい手法を追い求めている作家です。今回の展示では、新作平面作品に加え、ライティングトレーサーを用いた蝋による半立体など初公開の作品が中心となります。長谷川が描き、つくる季節はいつなのか、その景色はどこに続き広がっているのか。会場でぜひお楽しみください。
展覧会に寄せて・長谷川誠の言葉
「冬の 間へ」
Cygの空間はどこか冬の匂いがする。
白い壁とコンクリートの床は人工的なものと時が描き出した肌理がクロスし、何もない空間は特に美しく、静かな雪の朝のようだ。
空間に外を映す窓が一つもないことが、自分がいったい何処にいるのか、外界との関係を意識させられ遠い記憶を結ぶ。
音さえもかき消すような雪の夜、寝床で雪の深さを測るように自然はどこか自分のなかにあるように思えたりする。いつもとかわらない日常のなかで、降り積もっていくもの、解けて消えていくもの。すべてが白く透明な間に。
美術家 長谷川 誠
長谷川誠
凍土
日時
2017年10月21日(土)-11月19日(日)
11:00-19:00/無休
会場
Cyg art gallery
入場
無料
作家プロフィール
長谷川誠(はせがわ・まこと)
1958年秋田市生まれ。1960年遠野市に転居、2年後に盛岡市に転居。1981年岩手大学特設美術科卒業。
主な活動歴
1990年岩手県優秀美術選奨(平成元年度)受賞
1995年第9回ホルベインスカラシップ作家
2004年「シリーズX岩手の現代作家『長谷川誠・菅原清美』展」萬鉄五郎記念美術館(東和町)
2004年「第23回損保ジャパン美術財団選抜奨励展」損保ジャパン東郷青児美術館(東京)
2011年「私たちがIMA在ること ―7人の現代美術家たちによる―」岩手県立美術館(盛岡市)
2012年個展「長谷川誠展 白い森の足跡」岩手町立石神の丘美術館(岩手町)
2014年個展「森のしずく」晴山倉庫Fine Arts(花巻市)
2014年「シグセレクト」Cyg(盛岡市)
2015年個展「起伏ある風景へ」ギャラリー彩園子Ⅰ・Ⅱ(盛岡市)
2016年 「2016年のIMA ―岩手の現代美術家たち―」岩手県立美術館(盛岡市)
作品所蔵
岩手県立美術館、萬鉄五郎記念美術館、岩手町立石神の丘美術館、諄子美術館 他
Event
トーク「東北という土地の作家」ゲストに、岩手県立美術館での展覧会に長谷川誠を推薦し、展示を担当するなど作家とその作品をよく知る濱淵真弓学芸員をお迎えし、トークイベントを開催します。
日時 | 2017年11月11日(土)19:30−(15分前開場) 参加費1,000円(ドリンク付) 予約優先(電話・店頭・ウェブにて受付) |
場所 | Cyg art gallery |
ゲスト | 濱淵真弓(岩手県立美術館 学芸員) はまぶち・まゆみ◎愛知県出身。岩手県立美術館学芸員。大阪芸術大学大学院博士課程前期修了。1997年より岩手県教育委員会事務局勤務、2001年より現職。主な担当展覧会に、「三沢厚彦 ANIMALS 2014 in 岩手」、「揺らぐ体空 -菅木志雄インスタレーション-」など。「2016年のIMA ―岩手の現代美術家たち―」、「私たちがIMA在ること ―7人の現代美術家たちによる―」の2つの展覧会で各学芸員が地元作家を紹介する際、長谷川誠氏を推薦している。 |
作家 | 長谷川誠 |
聞き手 | 那須賢輔(Cyg art gallery/prop) |
Special
喫茶carta にてスペシャルメニューCygから徒歩40秒の喫茶cartaでは、展覧会に合わせたスペシャルメニューをお楽しみいただけます。
日時 | 2017年11月2日(木)-18日(土) 11:00-20:00/水曜日・最終火曜日 定休 ※展覧会会期と異なりますのでご注意ください。 |
場所 | 喫茶carta 岩手県盛岡市内丸16-16(Cygより 徒歩40秒) http://kissa-carta.com |
- お客様へのお願い
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- 体調に変化を感じられている方はご来場をお控えいただくようお願いいたします。
- ご来場の際は、マスクの着用・手指の消毒または手洗いのご協力をお願いいたします。
- お客様同士の間隔が1m以上となるよう、距離を保ってご鑑賞いただくようお願いいたします。
- ギャラリー内における感染予防対策
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手指消毒液の設置、全スタッフのマスク着用 、店内の定期的な換気・消毒、入場制限(会場内の人数が一定数を超える場合)